ナチュラルクリーニングでやってはいけない10か条
第4条 重曹水 重曹スプレー


重曹は溶けにくい!
なぜ弱いアルカリで水に溶けにくい重曹を苦労して溶かしスプレーで使おうとするのか理解に苦しみます。
スプレーは目詰まりして困ることになります。
手肌に優しい=汚れを落とす力が弱い
ということですから、掃除には役に立ちません。
掃除に使うアルカリスプレーは、洗う力が強く、水に溶けやすいセスキ炭酸ソーダや炭酸ソーダを使うべき。
重曹を水に入れ65℃まで熱すること重曹水は炭酸ソーダ水に変わり、アルカリパワーは一気に1000倍以上になり、スプレーは目詰まりを起こしません。
洗剤を使う場合、pHについて理解しておく必要があります。
酸性やアルカリ性というのは、水溶液(物質を水に溶かした液)の性質の名前です。
酸性・アルカリ性には、弱いとか強いとかいう度合い(強さ)があります。
この酸・アルカリの度合い(強さ)を表すのに、pH(ピーエッチ)と呼ばれる数値を使います。※昔は「ペーハー」(ドイツ語読み)という読み方が一般的でした。
日本では pHが6~8 を中性、8~11未満が弱アルカリ性、11以上がアルカリ性、3~6が弱酸性、3以下が酸性として区分されます。
pHが1変わると、酸やアルカリの成分の濃度が約10倍変化します。
下の図に、その段階と、いくつかの物質のpHを挙げておきます。
出典 「理系のための備忘録」
